【ウイクラ】ユヴェントス時代のコンテ戦術を再現【3-4-1-2→5-3-2】

サッカー界で名将と呼ばれる監督達の戦術をウイニングイレブンクラブマネージャー(通称ウイクラ)で再現する」という自己満足ブログ。

今回はツイッターで仲良くさせていただいているお二人の方からご要望をいただいていた「アントニオ・コンテ監督」のユヴェントス時代の戦術を再現していきます!

戦術マスター「アントニオ・コンテ」

私、セリエAフェチですのでユベントスもコンテ監督も大好きです。

ウイイレでもウイクラでも「コンテ風3バック戦術」の再現は何度も試みてきています。

ユヴェントスの試合を観続け、ネットや書籍でコンテ監督の戦術を調べてきましたので、戦術的にどういった特徴があるのかも把握しているつもりです。

だから言えます。

ウイクラでコンテ風3バック戦術を再現するのは難しいのです(泣

でも、ここで諦めたら「ウイクラ戦術再現家(自称)」の名が廃りますので頑張りました。

色々と試行錯誤を繰り返して編みだした「コンテ戦術の再現」を是非ご覧ください。

コンテの戦術的特徴

まず、コンテ監督の戦術的特徴を整理しておきます。

・システムは3-1-4-2(3-5-2)

・守備は「自陣エリアにコンパクトなブロックを作るリトリート守備」と「前線からのプレス」を状況で使い分ける。

・リトリート時は5-3-2のブロックを作る。

・ハイプレス時はウイングバックが相手サイドバックの位置までプレッシャーをかけることから3-3-4と表記されることもある。

・攻撃時はインサイドハーフとウイングバックが高い位置に攻め上がる。

・3バックを絡めたショートパスでの崩しとピルロからのロングパスで攻撃を展開する。

・攻守に置いて運動量が必要な戦術

ユヴェントス就任から数試合はバーリ時代の4-2-4を採用していましたが、その後、4-1-4-1を経て3-1-4-2になっています。

チェルシーでは3-4-3(3-4-2-1)を採用するなど、チームの選手状況によって柔軟に対応できる幅の広さを感じますね。

ただ、システムは変えても、戦術の基本コンセプトは4-2-4の特徴でもある「前線からのハイプレス&リトリートでのブロック守備からの人数をかけた堅守速攻」になると思います。

ウイクラでの3バック問題その1

今や世界中に広まっている3バック戦術。この3バック復権のきっかけを作ったのは間違いなくコンテ監督のユヴェントスでの成功ですよね。

でも、2000年代中期頃は「3バックは完全にオワコン戦術」といわれていました。

当時、3バックを採用していたのはJリーグの一部とイタリアのプロビンチャクラブぐらいだった記憶があります。

その影響を受けてなのかはわかりませんが、ウイニングイレブンシリーズから「WB(ウイングバック)」というポジションが無くなってしまったのです。

そうなんです。

昔のウイイレには「SMF」とは別に「WB」という役割がきちんとあったのです

ただ、SMFとWBでどれくらい動きの差があったのか、当時はそんなに気に留めていなかったのでわかりません。

もしかしたら、名称が異なるだけで動きには大差がないから廃止したのかもしれませんね。

ただ、コンテ戦術を再現するとなると話は別です。

コンテの3バック戦術は、守備に回ったときは自ら「5-3-2のブロックを作る」のですが、現バージョンのウイクラには「WB」がありませんのでそのような形が作れません。

※ウイイレ2018には「ウイングバック」というコンセプトアレンジ機能があるらしく、守備時にSMFがディフェンスラインに加わる形が作れるようです。

今までの戦術再現記事で3バックのチームを取り上げてこなかった理由は、この3バック時のWB問題があったからでもあります。

ウイクラでの3バック問題その2

さらにウイクラの3バックには大きな問題があります。

前回の戦術検証記事「守備時のフォーメーションの変化」でも書かせていただきましたが、ウイクラには「フォーメーション設定時のポジションが守備時に崩れる」という問題があります。

幾つかのシステムで検証してわかったことは

中盤が5枚以上のシステムになると配置が崩れるです。

例えば、4バックで中盤が5枚になる4-5-1の場合、なにをどうしても「守備時は4-4-2」になります。


現代サッカーでは多いアンカーを置いた4-1-4-1の守備はどうやってもできません。

3バックで中盤が5枚以上となると「3-4-1-2(3-5-2)」「3-6-1」などがありますよね。

3-4-1-2(3-5-2)の場合は下図のように3-4-3気味の形になります。


トップ下を置いた3-4-1-2の場合は攻守分業という意味ではメリットにもなりますね。

ちなみに、3-6-1の場合は、どういうわけか4-4-2になってしまうのです。

そして、今回の3-1-4-2(3-5-2)の場合はどうなるかというと

右サイドハーフが前残りの3-4-3になります(泣)

これでコンテ戦術再現なんていったらコンテに怒られます。

この3バック問題に関しては今後のバージョンアップでの修正を期待するとして、今回は別の形で再現するしかありませんね。

5バックで3バック問題を解決.

紆余曲折を経て編みだした答えが

5バックです。

今回は5バックの5-3-2で再現していきます。

守備時は5バックでブロックを作るのがコンテ戦術ですので、守備の面だけを見れば5バックにすることは何ら問題ありません。

でも、「えー!5バックなんて守備的過ぎるじゃん」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

しかし、今回の戦術で目指すのは純粋な5バックではなく、

5バックにすることによるSBのWB化です。

5バックでサイドバックをウイングバックにする方法

前述のとおり、3バック問題から今回は5バックにすることは決めたのですが、コンテ風の戦術にするためのバランス調整に苦労しました。

5バックのサイドバックをウイングバック化(高いポジショニング)するためにできることは「攻撃人数:多い」にするか「攻守レベル」を攻撃的にするしかありません。

でも、守備時にリトリートをしてコンパクトなブロックを作るとなると「守備タイプ:リトリート」にしたいところです。

ただ、攻守レベルを上げてリトリートにすると

間延びします。

スカスカの中盤をいいように使われて守備が崩壊してしまいます。

ディフェンスライン:高め」にするなど色々なパターンで試しましたが、攻守レベルを上げてのリトリートではコンパクトなブロックをすぐに作れません。

これではコンテ戦術再現なんていったら、またコンテに怒られます。

それならラインを上げて、ハイライン&ハイプレスに振り切ってしまおうとも考えましたが、それだけだと「コンテらしさ」が薄れてしまいます。

色々と試しました(遠い目)

ラインの高さ、守備タイプ、攻守レベルの組み合わせは全部試したんじゃないかと思うぐらい試行錯誤しました。

でも、攻撃も守備もバランスが良い設定を見つけることが出来ませんでした。

グアルディオラから「戦術の天才」と呼ばれるだけあって、コンテの戦術は一筋縄ではいきません。

※ビエルサの戦術講義を受けるコンテ。真剣な眼差しも怖いです。

攻守レベルの操作でコンテの難解な戦術を再現

そして、たどり着いた答えが・・・

得意の攻守レベル操作作戦です。

【操作方法】

■攻撃時

攻撃的2~超攻撃的」に上げる

■守備時

守備的2~パーク・ザ・バス」に下げる

これだけの簡単な操作ですが、かなりいい感じになりました。

攻撃時はウイングバック(元サイドバック)が高い位置取りをキープして前線まで駆け上がりますし、守備時は5-3-2のコンパクトなブロックできっちりと守れるようになりました。

また、3バックでWBの位置にSMFを置くよりも、SBをWB化したほうが「大外のエリアを上下移動する」というWBの基本的な動きが多くなりますので個人的にはこちらのほうがしっくりきます。

実際の試合画像を使ってコンテ戦術を再現説明

■守備時は5-3のコンパクトなブロックを形成。

攻守レベルは下げていますが、フォアチェックにしているのでズルズルと下がり過ぎることがなく、中盤とのスペースをコンパクトに保ちます。

■CBがここまで上がる3バック(5バック)ならではの攻撃的な守備。


CBの1人が上がっても2枚残っているので問題ありません。4バックで同じことをしたら大穴になりますね。

■速いパス回しからのサイド攻撃が決まるシーン。


攻守レベルを上げることによりSBのWB化に成功しています。サイド担当が1人なのでスペースがあることもSBが上がりやすい要因になります。

■流れを読んでロングパスに切り替えるシーン。


コンテ戦術といえば「ピルロのふんわりロングパス」です。ピルロの代役としてピャニッチを選びました。

流れの中でピャニッチにボールが渡りそうなときはロングボールに切り替えます。

ウイクラの神が降臨したシーン

ここからの1連の流れに今回再現したかったことのほとんどが凝縮されています。

■ワイドに開いたCBからの展開シーン。


空いているパスコースは「隣のCB」「DMF」「RSB]

速い展開が期待できるのはRSBですが、相手選手が並走しているので追い越すパスは通りそうもない状況です。

CMFへのパスコースは消されています。

■CMFが横にずれることによりCFへのパスコースが開いたシーン。


CMFが相手選手を引きつけながら横にスライドして、CFへのパスコースを作っています。

コンテ戦術ならではの「CBからCFへの中盤飛ばしの縦パス」です!これが再現できただけで今回は成功と言っても過言ではない重要なシーンです。

■縦パスを受けたCFがDMFに落として、DMFからサイド裏にふんわりロングパスを通すシーン。

この展開こそコンテユーヴェです!直前に「ロングパス」に切り替えていた自分を褒めたいです!

ピルロ役のピャニッチは「バックスピンロブ持ち」ですのでこの距離のロングパスでも流れません。

RSBと並走してCMFも駆け上がっていますので相手DFはどっちにつくか躊躇した動きをします。結果的にRSBへの対応が遅れる形となりました。

全てが狙い通りです

■右サイドの突破に成功したRSBがクロスをあげるシーン。


このクロスが決まれば最高だったのですが、残念ながらGKに弾かれてしまいました。

■GKが弾いて左サイドにこぼれたボールを高い位置取りをしていたLSBが拾うシーン。


逆サイドにはウイングバック化したLSBが高い位置取りをしていましたので、こぼれ球を拾ってクロスまで持っていきます。

5バックならではの守備①

■相手CFにディフェンスラインから飛び出して止めにいくシーン。


ここでかわされるとディフェンスラインに穴があく危険な局面です。

■ファーストアタックはかわされましたが、両隣の選手が絞ることによりコンパクトなラインを作るシーン。


4バックでは横幅に対して人数が不足しますので、このような一か八かの守備は穴になります。でも、枚数が足りている5バックでしたら勇敢な飛び出しでの守備が可能になります。

5バックならではの守備②

■走り込む相手CFにボールが渡るシーン。


相手CFはイブラヒモビッチですので危険です。

■対峙するDF1枚、中に3枚、後ろのパスコースを消す1枚と5バックならではの堅いディフェンスラインが整ったシーン。


相手選手が2枚上がってきていますが、中には3枚のDFが対応していますので安心です。

■さらにCMFも加わり中4枚の堅い守備が完成するシーン。


相手は2枚ですのでクロスへの対応はバッチリです。シュートコースも消しているはずです。

■さらにさらにCMFが加わり中5枚の鉄壁ディフェンスが完成するシーン。


相手は3枚がゴール前につめていますが、この人壁を突破するのは、ほぼ不可能です。イブラヒモビッチから強引なクロスを挙げられてしまいますが、難なくクリアできています。

今回ご紹介した試合動画はこちらです。

コンテ戦術まとめ

今回の戦術を編み出すまでは、かなりの日数がかかりました。

でも、最終的にはなかなかの仕上がりになったかなと思います。

ウイクラにもウイイレ最新作のような「コンセプトアレンジ」という機能が追加されたら、もっと戦術的に面白くなるのかなと思いました。

ウイクラの今後のバージョンアップに期待しています!

フォーメーション、戦術

今回、使用したフォーメーション、戦術です。

フォーメーション:5-3-2

戦術
攻撃タイプ ポゼッション
ビルドアップ ショートパス

状況でロングパス

攻撃エリア サイド
守備タイプ フォアチェック
プレッシング アグレッシブ
攻守レベル 状況によって変更
戦術オプション
ポジショニング フォーメーション重視
サポート距離 普通
攻撃人数 多い
追い込みエリア サイド
ディフェンスラインの高さ 低い
コンパクトネス 狭い
守備人数 多い
オフサイドトラップ OFF

■現代サッカーの最先端の戦術に興味がある方にはこちらもおすすめです!

■コンテの宿敵モウリーニョ戦術はコチラです!

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コメント

  1. ジャイアントキリング大好き人間 より:

    記事についての質問です。
    戦術設定のところで画像ではアグレッシブなのですが、図ではセーフティに
    なっています。
    どちらなのでしょうか?

  2. ビエルサイユ より:

    >>ジャイアントキリング大好き人間
    ご指摘ありがとうございます!!
    図の表記を誤っていましたので訂正させていただきました。

    助かりました。本当にありがとうございます\(^o^)/