「同じ総合値のチーム同士で試合をして勝利したチームに100万円あげる」
と言われたら、どんな戦術設定にしますか?
私でしたら「ディフェンスライン:高い」「コンパクトネス:狭い」「フォアチェック」にして4-3-3を選びます。
色々な戦術を試しながらウイクラを楽しんでいますが、なんだかんだいっても一番勝率が高いのは「高い、狭い、フォアチェック」の三拍子が揃ったハイプレス設定だと思っています。
ただ、先日のアップデート以降、どうも感じが変わったような印象があります。
アップデート以降の個人的な印象をあげると
・ラインを上げているときに裏を取られやすくなった
・狭いにしているときにサイドを突破されることが増えた
・リトリートでも守れるようになった
となります。
アプデ前、アプデ後に同じチーム、同じ対戦相手で試合動画を撮っていれば比較検証が出来るのですが、さすがにそこまでの準備はしておりません。
「気のせいかな」とも思いましたが、どうにも気になりますので検証をしてみます。
アップデート前との比較はできませんが、感覚的な部分でも何かをつかめるかもしれませんので色々と試してみます。
目次
守備戦術の検証方法
フレンドさんの中から相手を選ばせていただき、同じ方と設定を変えて試合をしていきます。
使用するデータはこちらです。
■マイチーム
フォーメーション:デフォルトの4-2-2-2
総合値:805
戦術:カウンター、ロングパス、セーフティ、攻撃エリアはサイド、他の項目は普通にしています。
■相手チーム
総合値:836(マイチームとの差は31)
戦術:ポゼッション、ロングパス、攻撃エリアはサイド、フォアチェック、アグレッシブ
狭い、高い、フォアチェック
まずは「コンパクトネス:狭い」「ディフェンスライン:高い」「フォアチェック」の設定から。
相手の方は3トップで攻撃エリアをサイドにしていますので、横幅を使ったワイドな攻撃が目立ちます。
コンパクトネスを「狭い」にしていますので、下記の画像のように「守備ブロックの外側」をウイングに使われることが気になりました。
※アップデート後の記事「アップデート後のコンパクトネス比較」で検証したようにアップデート後はディフェンスラインの幅が狭くなっています。
狭い、高い、フォアチェックの感想
5試合をして平均失点は4点、被シュート数は7.2本でした。
敗因の一番の原因は何度も裏を取られたことです。
また、サイドへのロングパスで簡単にサイドを突破されることも多く、そこからのクロスやカットインでの失点も多かったです。
高い位置でボールを奪うこともありますが、そのメリットよりも、裏を取られるデメリットの方が高いという結果になりました。
広い、高い、フォアチェック
先程の設定ではサイドのスペースをいいように使われてしまいましたので、今回はサイドをケアするために「コンパクトネス:広い」にしてみます。
その他の設定は変えておりません。
下記の画像のようにディフェンスラインが広がったのでサイドのスペースをケアできるようになりました。
ただ、高めのライン設定にしていますので、タイミングの良い飛び出しをされると簡単に裏を取られてしまいます。
広い、高い、フォアチェックの感想
5試合をして平均失点:2.6点、被シュート数は5.8本。
失点、被シュート数は少し下がりましたが、簡単に裏を取られるのは変わりませんでした(泣)
サイドに関しては、相手ウイングにはサイドバックがついているのですが、ロングボールを出されて何度も裏を取られています。
総合値の差は31ありますが、ここまで簡単に裏を取られまくるのは少し驚きです。
■狭い、低い、リトリート
裏をケアするために今度はリトリートにして、ディフェンスラインも下げてみます。
「コンパクトネス:狭い」「ディフェンスライン:低い」「リトリート」という設定です。
ラインを下げてリトリートにしたことにより、裏を取られることがほとんどありませんでした。
また、コンパクトネスは狭いにしているのでサイドのスペースは空いているのですが、下記の画像で記したようにディフェンスラインが下がりながら裏のスペースをケアしますので安心して見ていられます。
狭い、低い、リトリートの感想
守備はだいぶ安定しています。
この設定では4試合をしたのですが、平均失点:2点、被シュート数は5本となりました。
押し込まれることが多く、コーナーからの失点が何度かありましたが、その失点がなければ失点数はもっと下がります。
■広い、低い、リトリート
今度はラインを下げたリトリートのまま、コンパクトネスを広いにしてみました。
下記の画像のようにディフェンスラインが低い位置で広がっていますので裏を取られることもなく、サイドのケアも問題ありませんでした。
広い、低い、リトリートの感想
4試合をして平均失点:1.5点、被シュート数:4.5本と守備の面では一番安定した結果となりました。
また、「コンパクトネス:広い」にしたことにより、効果的なサイド攻撃が決まり、押し込む展開が増えています。
ただ、結果的にカウンターを受けることが増えてしまいましたので、その部分の調整が必要かなと思いました。
アップデート後の守備戦術まとめ
それぞれの設定で4~5試合、アップデート前の試合との比較ができない中途半端な検証となりますが、個人的には収穫がありました。
一番の収穫は
リトリートでも守れるようになったことです。
今までのリトリートは早い段階で下がりすぎる印象があり、バイタルエリアに無駄なスペースを作ってしまうなと感じていました。
また、ラインを揃えずにズルズルと下がってしまった後、下がりすぎたラインから飛び出すようにCFを止めにいくことにより、ギャップをつかれることが何度もありました。
ですので、私の中では
リトリートでは守れない
という印象だったのですが、今回の検証で見方が変わりましたね。
ハイプレス設定に関しては、ラインの高さを変えてみたり、攻守レベルをいじったり、アグレッシブにしてみて、色々と試していきたいなと思います。
ウイクラに限らず、ウイイレシリーズでは「ラインは上げてなんぼ」みたいなところがあったと思いますが、今回の検証が的外れでなければ、ラインを上げることのリスクが盛り込まれるようになったのかもしれません。
また、今回はサイド攻撃でロングパスと「ハイプレス設定とは相性が悪い相手」の方が相手でしたが、中央突破でショートパスの場合はどうなるのかも気になりますので、今後も色々と試していきたいと思います。
相手の戦術、相手との総合値の差によって「戦術を変えることの必要性」が上がるのだとしたら、ウイクラはもっと奥が深いゲームになりそうだなと思いました。
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