ウイクラの魅力は沢山ありますが、やはり一番の魅力といえば
「思い入れのあるスター選手を沢山揃えたチームを作ること」ですよね。
最近は往年のスター選手がレジェンド扱いでどんどん追加されるようになりましたので、今後はどんなスター選手が追加されるのか本当に楽しみで仕方ありません。
そして、私にはいつかどうしても揃えてみたいチームがあるのです。
引き弱の私が揃えることはかなり難しいとは思いますが、今後そのチームの選手がレジェンド選手として追加されたら、なんとしても揃えてみたいのです。
そのチームとは
銀河系軍団と呼ばれていた頃のレアル・マドリードです。
どの時代のレアル・マドリードに思い入れがあるかは人によって、世代によって異なると思いますが、私が大好きだったのは「ロナウド、ラウール、ジダン、フィーゴ、ロベカル、マケレレ、グティ」といった怪物クラスの選手が揃っていた頃のレアル・マドリードです。
このときのレアル・マドリードをいつかウイクラで再現したいのです!
というわけで、いつか揃えられたときのために
銀河系軍団と呼ばれた頃のレアル・マドリードを率いていた「ビセンテ・デル・ボスケ監督」の戦術を今回は再現していきます。
目次
ビセンテ・デル・ボスケとは
当時からいわれていましたが、レアル・マドリード時代のデル・ボスケ監督には
特に決まった戦術はなかったようです。
戦術的な縛りを減らして自由にプレーさせることにより「天才プレイヤー同士のアイデアの融合による圧倒的な攻撃力」を引き出すことが狙いだったようですね。
サッカー監督の中には「弱小クラブでは結果を出せるけど、ビッククラブでは失敗するタイプ」
「スター選手が揃ったビッククラブでも結果を出し続けることができるタイプ」
があると思いますが、デル・ボスケ監督は間違いなく後者タイプの監督になりますね。
プライドが高いスター選手をまとめる統率力、戦術にとらわれずに選手の特性をいかしたチーム作りで輝かしい成績を残した名将の中の名将です。
「自信と健康に満ちたドレッシングルームは、100時間かけた戦術よりも価値がある。」
こんな言葉に説得力を感じさせるのは、数あるサッカー監督の中でもデル・ボスケくらいだと思いますね。
銀河系軍団の戦術的特長
そんなデル・ボスケ監督がまとめあげた当時のフォーメーションがこちらです。
中央のジダン、右サイドはフィーゴ、左サイドはロベルト・カルロス。そして、守備はマケレレ。
統率の取れた守備ブロックとか組織的なプレスとは無縁のアンバランスだけど絶妙なバランスの取れた不思議なチームでしたね。
超ハイレベルな「個」の集合体による自由なサッカーというイメージです。
それでは、当時のレアル・マドリードの戦術的特長をピックアップしていきます。
・ディフェンスラインは低め。
・足元へのパスが多く、あまり走らない攻撃。
・前線の攻撃陣は守備意識が低いので全体が間延びする。
これだけを見ると現代サッカーとは間逆のコンセプトとなりますよね。
ただ、それでも強いのには理由があります。
まず、攻撃陣の守備意識が低いため、コンパクトな守備ブロックは作れませんのでラインは低めとなります。
前線が攻め残っているので間延びした展開になるのですが、
ボール奪取後は速い展開で縦パスを入れやすくなるというメリットにもなります。
そして、ボールをひとたび受けたら、攻撃陣の鬼キープが始まります。
数人に囲まれても奪われることは滅多にないジダンのキープ力。
スピードはなくても重心移動でするすると突破するフィーゴのドリブル。
1対1ではまず止められないロナウドのドリブル突破。
圧倒的な個人技とキープ力でボールを支配して守備機会を減らして攻撃しまくるのです。
あとは天才同士のコンビネーションパスで崩したり、変態ドリブルで突破しているうちに、あれよあれと得点が追加されていきます。
ウイクラ的にいうと
総合値1000オーバーのチームと総合値800以下のチームの試合のような展開になるのが銀河系軍団レアル・マドリードなのです。
銀河系軍団を再現したフォーメーション、戦術
銀河系軍団を再現したフォーメーション、戦術はこちらです。
■システム:4-2-2-2
※左OMF(ジダン役)は中央寄り、右OMF(フィーゴ役)はSMFにならないギリギリまで右に寄せる。
※LSB(ロベカル役)は限界まで上げる。
戦術 | |
---|---|
攻撃タイプ | ポゼッション |
ビルドアップ | ショートパス |
攻撃エリア | 中央 |
守備タイプ | リトリート |
プレッシング | セーフティ |
攻守レベル | 超攻撃的 |
戦術オプション | |
---|---|
ポジショニング | 流動的 |
サポート距離 | 普通 |
攻撃人数 | 少ない |
追い込みエリア | サイド |
ディフェンスラインの高さ | 低い |
コンパクトネス | 普通 |
守備人数 | 少ない |
オフサイドトラップ | OFF |
デル・ボスケ戦術のポイント
前線が攻め残る形を作る
今までのバージョンの4-2-2-2は守備に回ったときは4-4のブロックを作る動きになっていましたが、今回のアップデートにより
守備時でもOMFは高めの位置取りをするようになりました。
この調整変更を最大限利用するために2列目の選手は2人とも「OMF」にします。
ただ、試してみると少し高いだけで「攻め残る」とまではいきませんでしたので「守備人数:少ない」「攻守レベル:超攻撃的」に設定して極力守備に戻らないようにします。
これで守備から攻撃に切り替わったときに速い展開で前線への縦パスを入れやすくなります。
■カウンターを止めた後、GKからのパスが前線に入る場面
前線4人がこのポジションでスタンバイしていますので走らなくても速い攻守の切り替えが可能になります。
間延びした布陣にする
堅い守備ブロックを作るためにはディフェンスからフォワードまでの距離をコンパクトにする必要がありますが、今回は「前線が攻め残る形」を作りますのでコンパクトな守備ブロックは作れません。
ですので、「ディフェンスラインの高さ:低い」「コンパクトネス:普通」「守備タイプ:リトリート」にして組織力ではなく個の力で奪う形を作ります。
※検証が足りず感覚的になりますが、今回のアップデートにより「リトリート守備」が強化されたような印象があります。
これらの設定に「守備人数:少ない」「攻守レベル:超攻撃的」を加えることにより、選手間の距離が広い「縦に間延びした布陣」になります。
一般的に間延びした展開はマイナス面が多くなるのですが、
銀河系軍団ぐらいの総合値があるチームの場合だと話が変わります。
ドリブル突破を仕掛けたり、足元への正確なパスでゆったりと繋げたりと、この「間延びした布陣によるスペースメイク」がメリットにもなるのです。
■相手のカウンターを受けて守備陣だけで守り切る場面
画面の中に攻撃陣は1人も入り込まないぐらい守備を放棄しています。でも、これでも守れるのなら攻撃面でのメリットは大きくなりますね。
■ジダン役のボールキープで相手を引きつけ、ロナウド役の飛び出しでラインを押し下げている場面
ボールをキープすることでスペースを作り出すことに成功しています。
前線4人の攻撃力を高めるためのスペースメイク
ボールを奪った後は前線4人の流動的なコンビネーションで崩していく形を目指します。
ポイントは「攻守レベル:超攻撃的」にして「攻撃人数:少ない」にすることです。
この矛盾したような設定にするのは意味があります。
まず、攻守レベルを上げることで前線4人の攻撃陣がどんどん攻めまくる形を目指します。
ただ、「攻撃エリア:中央」にしていますので、通常の設定のままだとボランチの選手も上がり過ぎて中央エリアが渋滞してしまいます。
ですので、ボランチ選手の攻撃参加を控えるために攻撃人数は少ないにして超攻撃的ながらもギリギリのバランス調整を試みます。
■ラウール役、ジダン役、フィーゴ役によるダイレクトのパス交換で突破を図る場面
グティ役、マケレレ役は後方でのサポートに徹しています。
ロナウド役がDFを引きつけて空けたスペースへラウール役が抜群のタイミングで抜け出す動きを見せていますが、残念ながらフィーゴ役のアンヘル・コレアは後ろへ下げてしまいました。フィーゴなら感じ取れたはずです(泣)
流動的なポジショニングとパスワークを作る
銀河系軍団時代といえば、フィーゴとジダンのポジションチェンジやラウールの引いた動きからの流動的なパスワークが魅力です。
その動きを作るため、まずは「ポジショニング:流動的」「攻撃タイプ:ポゼッション」にします。
ここでも鍵となるのが「攻守レベル:超攻撃的」です。
超攻撃的にすると全体的に上がりまくるのですが、ポゼッションにすることにより
「縦パスを受けるポジションにいる選手は上がりきらずにパスを受けやすい動き」をします。
その間に他の攻撃陣が上がって4-2-2-2というポジションを無視した動きが増えていきます。
どんな動きになるかは、そのときの展開によって変わりますので
デル・ボスケになったつもりで試合展開を優しく見守ります。
■3点目が入った場面、次々と上がってくる攻撃陣に的を絞れず混乱したようすの相手DF陣
超攻撃的な布陣でパスコースが増えますので、どんな展開になるのかは設定している私にもわかりません。
銀河系軍団のデル・ボスケ戦術まとめ
今回は矛盾した設定をいくつか取り入れることにより銀河系軍団時代のギリギリのバランス感を目指してみました。
今回の設定は「ある程度の総合値の差」か「圧倒的な総合値」だとハマる設定になっているかなと思います。
冒頭で述べたように、いつの日か「ジダン、ロナウド、フィーゴ、ラウール、ロベルト・カルロス、グティ、マケレレ、イエロ、サルガド、カシージャス、そしてイバン・エルゲラ」を獲得したら、今回の設定を試してみたいですね。
話は変わりますが、先日、「UEFAとコナミのライセンス契約が解消された」というニュースを見ました。
ウイクラの今後のライセンス展開が少し不安でもありますが・・・
もし、昔のウイイレのようなアーセガム、マクレスターユナイテッド時代に戻ってしまっても、私はウイクラをやり続けます。
でも、そうならないことを願っています。
今回の設定の試合動画
