【ウイクラ】デルネーリのミラクルキエーヴォ戦術を再現【4-4-2】

サッカー界で名将と呼ばれる監督達の戦術をウイニングイレブンクラブマネージャー(通称ウイクラ)で再現する」という自己満足企画。

今回も私が大好きな監督を取り上げさせていただきます。

その監督との出会いは2001-2002シーズン

セリエA昇格1年目のキエーヴォが奇跡を起こした年のことでした

キエーヴォが起こした奇跡(ミラクル)

今ではセリエAの常連となっているキエーヴォですが、それまではセリエBを主戦場とする地方都市の弱小クラブに過ぎませんでした。

ワールドクラスの選手は1人もいない、無名の選手ばかりを集めた典型的なプロビンチャクラブ」それが当時のキエーヴォの印象です。

シーズン前、サッカー雑誌のチーム表を確認したときも「こんな典型的なプロビンチャクラブがセリエAに上がっても、引きこもって守るだけの試合をするだけだろうな」と思っていました。結果至上主義のセリエAで昇格チームが残留を目指すには、引きこもっての勝ち点1狙いが現実的な選択でしたからね。

でも、キエーヴォはどこにでもいる弱小チームとは違いました。

イタリア中、いや世界中がひっくり返るような、とんでもないサッカーを披露したのです!

■ミラクル・キエーヴォの魅力

極端に高いディフェンスライン

統率された最終ラインによるオフサイドトラップ

コンパクトにした4-4-2からのハイプレス

速い展開でサイドを切り込んでからのクロス

守備重視、結果が全てのセリエAでは考えられない勇敢なスタイルは相手がユーベだろうがミランだろうがアウェーだろうがお構いなし。全員が攻守に走りまくる向こう見ずな攻撃は痛快の一言です。

そんな昇格チームとは思えないスペクタクルな攻撃で次々と勝ち点を重ね、優勝候補の強豪インテルやラツィオにも勝利する大躍進をみせたキエーヴォ。

一時は首位になるほどの勢いにのったチームの活躍は「ミラクル・キエーヴォ」と呼ばれ世界中から称賛されました。

最終的には5位という好成績(4位ミランとの勝ち点は1)、セリエA初昇格のチームとしては、まさに奇跡(ミラクル)ともいえる結果を残せたシーズンとなったのです。

■戦術家「デルネーリ」

そのときのキエーヴォを率いていたのが

昇格のスペシャリストルイジ・デルネーリ」です。

キエーヴォを躍進させた手腕を評価され、一流監督の仲間入りを果たした「デルネーリ監督

ユベントスやポルトでの監督経験もあるセリエA屈指の戦術家ですね。

まぁ、ビッグクラブでは成功は掴めませんでしたが、サンプドリアやアタランタなどの地方クラブを率いたときは安定した結果を残し、何度も番狂わせを演じる「プロビンチャ養成監督」です。

今回は「デルネーリ監督」のキエーヴォ時代の戦術を再現して「総合値が上のチームにも勝てるミラクルな戦術」を目指します!!

ウイイレの新作が出る度に試してきた、私にとっては馴染み深い戦術となりますので気合を入れて再現していきます。

デルネーリの戦術的特徴

まずはデルネーリ監督の戦術的特徴をピックアップしていきます。

・システムは4-4-2フラット

・高いディフェンスライン

・コンパクトなブロックでのゾーンプレス

・オフサイドトラップを多用する

・ボールを奪ったら縦に速い攻撃をしかける

・ワイドに開いた両翼からのサイドアタック

・主な攻撃パターンはサイドからのクロス

いわゆる、ハイライン&ハイプレスからの速攻が売りの監督です。80年代後半にミランで一世を風靡した「アリゴ・サッキ」の影響を大きく受けているのは明白ですね。

このように戦術の特徴を言葉にしてみるとシンプルな印象を受けますが、それを世界中のスター選手が集まり「世界最強リーグ」と呼ばれていた当時のセリエAで、それも昇格1年目のチームがやりとげたのは凄いことです。

相手がどこだろうとハイラインからのハイプレス、まさに「真っ向勝負」を貫く。

それがデルネーリのキエーヴォだったのです。

デルネーリ・キエーヴォの戦術をウイクラで再現

一歩も引かずに攻めまくるデルネーリ戦術を再現したシステム、戦術設定がこちらです。

■システム:4-4-2

※ボランチはCMF

※ディフェンスラインは4CB

※ポジション配置は全体的に高めにする

戦術
攻撃タイプ カウンター
ビルドアップ ロングボール
攻撃エリア サイド
守備タイプ フォアチェック
プレッシング アグレッシブ
攻守レベル バランス~攻撃的1
戦術オプション
ポジショニング フォーメーション重視
サポート距離 普通
攻撃人数 多い
追い込みエリア 中央
ディフェンスラインの高さ 高い
コンパクトネス 広い
守備人数 少ない
オフサイドトラップ ON

デルネーリ戦術のポイント

誰がどう見てもハイラインが特徴となりますので「ディフェンスライン:高い」にします。

そして、誰がどう見てもハイプレスが特徴となりますので「フォアチェック&アグレッシブ」にします。

ここまでは通常のハイプレス戦術となりますね。

そして、ここからが今回のキエーヴォ戦術の鍵となる設定となります。

コンパクトなブロックを作ってゾーンディフェンス風の守備をするためには「コンパクトネス:狭い」にするのが一般的なウイクラ設定だと思います。

今までの戦術再現シリーズでも、低い位置でのゾーンディフェンスを狙うときや、高い位置での密集プレスをしかけたいときは、迷わず「コンパクトネス:狭い」にしてきました。

ただ、今回のデルネーリ戦術は「ハイプレスからの速攻サイドアタック」です。

このパターンの場合、「コンパクトネス:狭い」にすることがデメリットにもなるのです

■ハイプレスを仕掛けるための守備戦術

文章では説明するのが難しいのでフォーメーション図を使って説明してみますね。

【コンパクトネス:狭いにしたときの守備】

黄色がマイチーム青が敵チーム

サッカーの鉄則は「攻撃は広く、守備は狭く」となりますので、ウイクラでも攻撃時は広くなり、守備時は狭くなるような動きをしますよね。

※攻撃エリアが「サイド」の場合です。攻撃エリアが中央の場合は中に寄る動きも増えます。

このとき、高い位置でボールを奪おうとすると下の図のような動きとなります。

コンパクトにした守備ブロックから相手ボールホルダーにプレスをかけているときのイメージです。

コンパクトにしているため、サイドに開いた相手選手までの距離がありますね。

【コンパクトネス:広いにしたときの守備】

次はコンパクトネス:広いにしたときの守備イメージです。

マイチームのブロックが広くなったことにより、相手ボールホルダーへのプレス移動距離が短くなっていることがわかると思います。

移動距離が短い=速くプレスをかけられる=高い位置で奪える確率が上がるとなりますね。

もちろん、ブロックの密度が下がりますので中央からの攻撃に対してはマイナス面もあります。

ですので「追い込みエリア:中央」「フォアチェック&アグレッシブ」にしてボールを運ばれる前に潰せるような設定にしています。

また、「コンパクトネス:広い」にしていても、ゴール付近までボールを運ばれたときは中に絞る動きをしますので、そこまでスカスカになるわけではありません。

■速いサイドアタックを仕掛けるための守備戦術

コンパクトネス:広い」にすることは速いサイドアタックを仕掛けるときにも効果があります

こちらも図で説明してみますね。

コンパクトネス:狭いからのサイドアタック】

マイチームのボランチが中央の位置でボール奪取に成功してカウンターをしかける場合。

※白丸が攻撃開始地点、矢印の先が攻撃目標地点

サイドハーフの選手は、上図のように相手サイドバックの裏を目指して斜めに走ることになります。

 【コンパクトネス:広いからのサイドアタック】

同じくボランチがボール奪取に成功した場面、「コンパクトネス:広い」のときは元々サイドに開き気味なポジショニングを取っていることにより、サイドハーフの選手はほぼ直線に走ることになります。

そのため、斜めに走るときよりも走行距離が短くなります。

「走行距離が短い=速く裏を取れる=サイドアタックが成功しやすくなるとなるのです。

■サイドアタック成功パターン

コンパクトネス:広い」ならではのサイドアタック成功パターンを画像でご紹介させていただきます。

①ボール奪取後、サイドに開き気味のサイドハーフが一気に縦に抜けて裏を狙う局面です。

相手の守備ブロックの外を攻めるため、パスが繋がればクロスを上げるチャンスとなります。

②こぼれ球を拾ったボランチが外に開いたサイドハーフにパスを送って一気に裏を狙う場面です。

完全に抜け出しているので大チャンスとなります。

③速い展開で裏に抜けるサイドハーフにボランチから大きなパスを送る場面です。

こちらも完全に裏を取っておりますので大チャンスです。

④ワイドに開いた両サイドが一気に駆け上がる場面です。

4-2-4システムとも言われたデルネーリらしさを感じる攻撃ですね。相手サイドバックは全く対応出来ておりませんのでフリーでクロスを打てます。

上の展開から左サイドに展開してクロスを上げる場面です。

⑤4-4-2ならではのワイドサイドアタックが成功した場面

これは4-4-2で1番好きな展開です。

サイドバックから縦パスをうけたFWがボランチに落とす→ボランチからサイドハーフが走り込むスペースにパスを送るという1連の流れ。

これらの画像で紹介した場面のように「コンパクトネス:広い」にすることで「速いサイドアタック」が出来るようになりました。

■サイドバックをCBにしている理由

速いサイドアタックを目指しているので「サイドバックが上がる時間がない」ということが一つの理由です。

また、サイドバックが上がる動きをすると「サイドハーフが中に絞って外を空ける動き」をすることが増えてしまいます。

そうなると、攻撃の幅は広がりますが、必然的に攻撃は遅れてしまいます

デルネーリ時代のキエーヴォでもサイドバックの上がりは控えめですし、最終ラインの4人が揃ったディフェンスラインを再現したいこともありましたので、今回は4CBの布陣にしてみました。

■ポジション配置を高めにしている理由

先日ご紹介させていただいた「ポジション配置による動きの違いを検証する記事」でも確認したように、サイドハーフを高めにすると前への動きが増えることがわかっております。

ポゼッションのときは、パスの受け手が高い位置にいることによりパスが繋がりにくい等のデメリットもありますが、今回の戦術のように「ひたすらサイドの裏を狙う」ときは高めにしたことが功を奏していると感じます。

ディフェンスラインも上げていますが、こちらはどこまで効果があるのかは試合を見ていてもわかりませんでした。今後、色々と検証していきたいと思います。

ただ、ディフェンスラインまで高めのポジションに配置されていることにより、対戦相手の方に「グイグイ攻めてきそうだな。少しだけ守備的に入ろうかな」といった心理的なプレッシャーを与えることが出来るかもしれません。

もちろん、COMチームには全く効果はありません。

■諸刃の剣、オフサイドトラップ戦術

デルネーリ・キエーヴォといえば「オフサイドトラップ」が有名です。

よく「統率されたディフェンスライン」という言葉を聞きますが、あのときのキエーヴォ以上に統率されたディフェンスラインを私は見たことがありません。

コンパクトで一直線に並んだ完璧なディフェンスラインでしたね。

ただ、それはオフサイドトラップのインパクトが強いからこその印象なのかなとも思います。

怪物ロナウドなど当時のセリエAには星7レベルのフォワードが沢山おりましたが、その選手達がトラップにひっかかり「またやられた・・・( ゚д゚)ポカーン」みたいな顔で立ち尽くす場面は強烈なインパクトがありました。

ただ、失敗すると悲惨です。

そのシーズンのキエーヴォは得点数は57点と見事な数字を残していますが、失点数は52失点と降格チームレベルです。

でも、この戦術ではオフサイドトラップをすることによって完成しますので、迷わず「オフサイドトラップ:ON」にします。

失点を恐れないで攻めまくるスタイルがデルネーリです。

デルネーリ戦術まとめ

戦術自体はシンプルですし、昔から何度も試している戦術ですのでなかなかの仕上がりになっていると思います。

ただ、クロスを上げるところまでは何度も作れているのですが、戦力値が高くない選手ばかりのときでしたので「クロスの精度」と「決定力」が不足していたのが残念です。

でも、あのときのキエーヴォも無名の選手しかいませんでした。

ダンジェロ、ダンナが統率するディフェンスライン、コリーニの展開でサイドを突破するマンフレディーニと元エリベルト(詳細は省略)、そしてポストマンのコッラーディの落としをマラツィーナが打って、ペロッタがつめる。

当時は無名の選手達ががむしゃらになって走り回る姿があったからこそ「ミラクル」と呼ばれたのだと思います。

ウイクラをやっていると選手層が薄い時期がどうしてもありますが、そんなときは「ミラクル・キエーヴォ」を思い出して、格上相手にもひるまずに楽しんでいこうかなと思います。

■この戦術が向いていると思われるタイプ

□細かいパス回しよりもクロスでドーンと決めたい方

□速い攻撃こそサッカーの醍醐味という方

□失点しても気にならない方

□やっぱり4-4-2が好きという方

■この戦術が向いていないと思われるタイプ

□クロスなんて放り込んでるだけじゃんという方

□4-4-2はオワコンと思っている方

□失点するとスマホを投げたくなる方

デルネーリ戦術の再現試合動画

1試合目は総合値が低めのCOMチーム、2、3試合目は少し総合値が格上のユーザーチームとなります。

総合値が上のチームにも勝てるミラクルな戦術」が目標でしたが、2勝1分けと総合値が低いチームのわりには頑張ったと思います(`・ω・´)ゞ

■「真っ向勝負で攻撃あるのみ」という方にはコチラの戦術もおすすめです!

ウイニングイレブンクラブマネージャー/ウイクラ【サッカー】

ウイニングイレブンクラブマネージャー/ウイクラ【サッカー】
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