ウイクラでハリルホジッチの堅守速攻スタイルを再現【4-2-3-1】

サッカー監督の中でも戦術家と呼ばれる名将達の戦術をウイニングイレブンクラブマネージャー(通称ウイクラ)で再現するという無謀な企画第三弾!

今回は、我らが日本代表監督ハリルホジッチ監督の戦術再現を目指します。

巷では

・縦に速い攻撃ばかりでバリエーションがない

・守備的な戦術で試合がつまらない

・日本的なサッカーの良さを潰している

などと叩かれることも多いですが

私はハリルホジッチが大好きです。

たしかに、就任後の日本代表の試合を見る限りでは

・縦に速い攻撃といっても雑なパスばかりで攻撃が形になっていないし

・守備的な展開をしているわりには緩くも見えるし

・ボールを持たされたときの効果的な攻撃が見えにくいし

このままで大丈夫なのか」と不安な声が大きくなる気持ちは解らなくもありません。

でも、私はハリルホジッチを嫌いになることができません。

W杯本番ではハリルホジッチはやってくれると信じているのです。

なぜなら

今から4年前、この試合を観てしまったからです。

2014年W杯 ドイツ代表VSアルジェリア代表

優勝候補筆頭の強豪ドイツを相手に勇敢で泥臭い全員守備、そして、そこから繰り出される迫力満点の疾走系カウンターアタックは「ドイツはどんな攻撃で勝つのかな~」とのんびりとした気分でテレビ観戦した私にとって本当に衝撃でした。

まさに激闘、死闘とも言える最高の試合展開。

延長までもつれこんだ120分の激闘を観終わった後、放心状態になるぐらい集中して観戦した記憶があります。

サッカーの面白さ、素晴らしさ、興奮、感動が凝縮した最高の試合だと今でも思いますね。

というわけで

ハリルホジッチの戦術といっても色々ありますし、日本代表はまだまだ完成の域に達していない(はず)ですので、

2014ワールドカップ、アルジェリアを率いた「あのときの試合」で魅せたハリルホジッチ戦術の再現を目指します

アルジェリアの試合を振り返る

まず、ドイツ戦の印象を少しだけ振り返ってみます。

アルジェリアのシステムは4-2-3-1

初戦のベルギー戦は4-3-3、韓国戦は5-4-1、ロシア戦は4-2-3-1と毎試合システムを変更してきたアルジェリア。

試合開始前の予想フォーメーションでは5-1-3-1という珍しい形でしたが、実際の試合を見る限りでは2ボランチを置いた4-2-3-1を採用していました。

試合は、ドイツがボールを支配して、自陣に引き気味に構えたアルジェリアが迎え撃つという予想通りの展開。

選手間を詰めたコンパクトなブロックと相手選手への寄せの速さでスペースを潰し、ドイツの流動的な攻撃をことごとく跳ね返していく強固な守備は圧巻の一言でした。

そして、ボールを奪ってからのカウンターが効きまくっていました!

屈強だけど決して俊足揃いではないドイツのディフェンスラインの裏を執拗に狙う速いアーリークロス。

狙い撃つように走り抜けるスリマニ。

もう一歩のところまでいくのですが・・・

ドイツにはGK兼スイーパーのこの男がいます。

マルディーニばりのエレガントなスライディングで完全に抜け出したスリマニを止めたシーンは世界中が驚いたと思いますね。

もし、GKがノイアーではなかったらアルジェリアが先制点を奪い、まったく違う試合展開になっていたかもしれません。

後半、アルジェリアの運動量が落ちたところで徐々にドイツがペースを握ってきます。

しかし、粘りのディフェンスで耐えしのぎ、ボールを奪えば全力疾走を繰り返すアルジェリア代表の姿は感動的ですらありました。

結果は延長の末に2-1で敗北をしましたが、優勝国ドイツをあそこまで苦しめて追い詰めたアルジェリア代表の試合ぶりはサッカー好きでしたら間違いなく熱くなれるはずです。

アルジェリア代表の守備戦術

毎回、前置きが無駄に長くなる傾向がありますが・・・ウイクラ戦術再現に入ります。

まずは、ハリルホジッチ率いるアルジェリア代表の守備戦術の印象をピックアップしてみます。

・基本的にはリトリートで構えて、自陣エリアに選手間の幅を狭めたコンパクトなブロックを形成する。

・トップ下のタイデルもブロックに加わり人海戦術でブロックの密度を高める。

・速い寄せでスペースを消しながら、体で止めるような守備。

・相手CBは放置して深追いプレスはしない。

・ゾーンディフェンスでスペースを守りながらも、場合によってマンマーク気味に相手についていく守備も目立つ。

このような印象を受けました。

まさに「堅守速攻」のスタイルですね。

再現を目指して設定した戦術、フォーメーションはこちらです。

戦術
攻撃タイプ カウンター
ビルドアップ ロングパス
攻撃エリア サイド
守備タイプ リトリート
プレッシング アグレッシブ
攻守レベル 守備的2
戦術オプション
ポジショニング 流動的
サポート距離 近い
攻撃人数 普通
追い込みエリア 中央
ディフェンスラインの高さ 高い
コンパクトネス 狭い
守備人数 多い
オフサイドトラップ OFF

守備に関わる項目はこうなります。

・システム:4-2-3-1(ボランチはDMF)

・追い込みエリア:中央

・ディフェンスラインの高さ:高い

・コンパクトネス:狭い

・守備人数:多い

・オフサイドトラップ:OFF

リトリート

アグレッシブ

・攻守レベル:守備的2で固定

■守備タイプの設定

相手によってプレスの開始位置を変えると言われているハリルホジッチ監督、「3段階のプレス開始位置がある」とインタビューでも答えていましたね。

この試合では、強豪ドイツが相手ということもあり、リトリートをして自陣エリアでのプレスを徹底していたようです。

ただ、「クーペルの戦術再現記事」でも書きましたが・・・

ウイクラの場合、リトリートで守りきるのは難しいのです(泣)

でも、再現するにはリトリートにするしかないので、守備タイプは「リトリート」にします。

■ゾーンディフェンス&マンマーク守備の再現

アルジェリアの守備からは「自陣エリアにボールを運ばれたときはコンパクトなブロックを形成する」「選手への寄せを早くして中央からの攻めが多いドイツにスペースを与えないようにする」という狙いが見て取れます。

ただ、ドイツはミューラーやゲッツェのように狭いスペースでも捕まえきれず、2列目からの抜け出しが持ち味の選手を揃えていますので受けて待つだけのディフェンスでは守りきるのが難しいはずです。

ですので、ゾーンディフェンスを基本としながらも、抜け出そうとする選手にはマークの受け渡しをせずについていくマンマークも取り入れていたようですね。

日本代表の試合でもマンマークで対応している場面がありますので、ハリルホジッチの守備の特徴といえるかもしれませんね。

■守備戦術の構築

ウイクラの場合、リトリート設定にしたときは「追い込みエリアはサイド&セーフティ」にして、迂闊に飛び込まず、攻撃を遅らせて追い詰めるようにした方が良いと私は感じています。

リアルサッカーでも「4-4の均等なブロックを崩さない」のがゾーンディフェンスのセオリーですからね。

でも、戦力差がある相手の場合、引いて受けて待つだけでは90分守りきるのが難しいです。

また、アルジェリアの守備は「コンパクトなブロックを作りながらも相手には寄せる動き」が目立ちますので「追い込みエリアは中央&アグレッシブ」にします。

ちなみに「追い込みエリアを中央」にするとサイドにしたときよりも相手に寄せる動きが多くなりますね。

でも、問題があります。

ラインを高くしてハイプレスを狙うときは中央にした方が理に適っていると思いますが、「リトリートで中央」にすると寄せたことで生じるギャップを突かれることが増えてしまいました。

※下記のようにディフェンスラインのギャップを突かれると、即失点に繋がります。

■マンマークで守備の人数を増やす

追い込みエリアは中央&アグレッシブ」にすることにより「自陣エリアにコンパクトなブロックを作って、さらに寄せも早くする」ことは出来ました。

でも、相手に寄せることが増えて、守備の穴(ギャップ)が増えてしまいました。

ではどうするか。

確認のため、ドイツ戦の試合を振り返ると、守備時はこのようになっています。

トップ下のタイデルがブロックに加わることにより、「中5枚」の4-5-1ブロックを形成しています。

これだ!!

中盤の守備人数が足りないからセンターバックが釣り出されるのなら、

中盤の枚数を増やして対応すればセンターバックが釣り出されることが減るはず!

しかし

ウイクラでは4-5-1の守備ブロックは作れません。

少し話がずれますが、4-5-1のシステム(4-2-3-1とか4-1-4-1とか)にしても、守備時は「4-4-2」になるのがウイクラの仕様です。

まぁ、4-2-3-1が4-4-2になるのはリアルサッカーでも普通のことですが、守備時にアンカーを置いた4-1-4-1(4-5-1)の形が作れないのは少し残念ですよね。

でも、諦めません。

意地でも4-5-1ブロックを作ります。

と偉そうに意気込んでみましたが、やり方は簡単です。

見方トップ下の選手にマンマーク設定をするだけです。

※注意点としては、相手チームのアンカーをマークするのではなく、トップ下、もしくはインサイドハーフなどの前よりの選手にマーク設定をするようにします。

するとこうなります。

中盤の枚数が増えますので、センターバックが前に釣り出される確率は減るはずです。

前線に一人で残っているワントップがカウンターに備えたスリマニ役です。

押し込まれた局面でも、ドイツ戦のアルジェリアのように密度を高めた守備が構築できている(ような気がします)

■マンマークの注意点

相手選手の動きを置い続ける形になりますので、通常よりもスタミナの減りが早くなります

ドイツ戦では運動量が売りのタイデルをトップ下に選んだように、「STタイプのOMF」ではなく、スタミナと守備力がある「CMFが適正のOMF」をトップ下に置くと、より「アルジェリア戦のハリルホジッチらしさ」が溢れます。

さらに応用として、サイドバックが攻め上がってくる相手のときは2列目サイドの選手を相手サイドバックにマーク設定をするのも面白いです。

代表戦の原口のように「ウイングのサイドバック化」を楽しめます。

アルジェリア代表の攻撃戦術

ここからはアルジェリア代表の攻撃戦術の再現を目指していきます。

まずは攻撃時の特徴をピックアップしてみます。

・1トップのスリマニを走らせてアーリークロスで裏を狙う。

・ボールを奪った後はダイレクトでパス交換をして、なるべく早めに前線へボールを入れるようにしている。

・サイドバックのオーバーラップを多用した速攻でサイドを崩し、クロスでの得点を狙う。

このようにカウンターでの「縦への速い攻撃」を徹底している印象です。

これは日本代表でも徹底しているハリルホジッチの基本戦術のようですね。

攻撃に関わる項目はこのようにしてみました。

・ポジショニング:流動的

・サポート距離:近い

・攻撃人数:普通

・システム:4-2-3-1(2列目は3OMF

カウンター

ロングパス

■スリマニの疾走カウンターを1トップで目指す

ドイツ戦のアルジェリアといえば、なんといっても1トップで競り勝ちまくるスリマニの疾走です。

というわけでシステムは4-2-3-1です。

守備時に中盤を5枚にするため、トップ下の選手にマーク設定をしたことが1トップ残し」にも効いています。

どういうことかというと、通常の4-2-3-1の場合、守備時は「4-4-2」になりますので、試合展開によっては「1トップが守備に回り、トップ下が前線に残る」ことも珍しくありません。

そこでカウンターをしかけるとトップ下の選手が最前線で攻撃を仕掛けることになります。

それはそれで良いのですが、今回の設定では「トップ下には守備力のある選手」を置いているため、ゴールを狙う動き、走力を生かしたカウンターには向いていません。

でも、マーク設定をして4-5-1を作ることにより、攻撃時は1トップの選手にターゲット役を専念させることが出来ます。

また、カウンター時はひたすら裏を狙っていきたいところですので、プレイスタイルは「ラインブレーカー」にして足の速い選手を置きたいです。

■ボールを奪うための攻撃戦術

効果的なカウンターを仕掛けるためにはボールを奪う位置、奪い方が重要です。

実際の試合を見ていると「人口密度を高めたブロックでボールを奪う→そのままの密度で攻撃に切り替える→ボールを奪われても、人口密度が高い状態なのですぐに囲い込む」という流れが多いですね。

チャンスがあればサイドに開いての突破をしかけますが、縦への速い攻撃を優先しているようで「横よりも縦」への展開が目立ちます。

というわけで

攻撃から守備に切り替わったときの「プレス開始地点」をコンパクトにするため「サポート距離は近い」にします。

でも、パスは「ロングボール」にします。

こうすることにより、ボール奪取後はダイレクトでボールをつなぎ、1トップの抜け出すタイミングに合わせたクロスを前線に入れられる場面が作れました。

■1トップによる執拗な裏狙いアーリークロスを再現

裏抜けをするためには「相手の開いているスペース」を狙うのが効果的です。

クーペルの戦術再現記事」でもありましたが、ポジショニングを「流動的」にすると前線の選手がサイドに流れる動きをするようになります。

また、トップ下はマーク設定で下がっているので「1トップの動けるスペース」は広大になるのも利点です。

1トップの動きだけを見ていると「裏抜けのタイミングを見計らいながらアップダウンを繰り返し、ボールを奪えそうになると斜めに走り出す」といった全盛期の柳沢のようなイヤラシイ動きをしており、そんな1トップの選手を見ているだけでニヤニヤします。

■サイドハーフへの一段抜かしのパスで速攻を狙う

これは日本代表時がよくやる攻撃パターンとなります。

センターバックがボールを持っているとき、サイドバックやボランチを経由せずにサイドハーフ(ウイング)の選手に一気に縦パスを入れます。

そして、ボランチに落としてサイドに展開したり、サイドバックにフリックでパスを送ったりという攻撃パターンが確立されているようですね。

この展開を作るためには、「OMFにして少し中央よりの位置取り」にしていることが成功の秘訣です。

私はこの展開が好きなので取り入れてみました。

ボールを奪われたときのプレス開始地点を狭くする」という意味でもOMFで中央に寄せていることは利点ですね。

ただ、「OMF」にしていても「攻撃エリアはサイド」なので、局面によっては純粋なサイドハーフと同じような動きをしますので、文字通り攻撃の幅は広がります。

ハリルホジッチ戦術再現まとめ

今回の戦術は、いわゆる「弱者の戦術」となります。

ですので、戦力差が上の相手との試合でこそ効果を発揮できると思います。

コンパクトにした寄せの速い全員守備で

耐えて、耐えて、耐えまくって

そこからの逆襲の速攻で泥臭いゴールを決めたときは最高です。

数カ月後にはワールドカップ本番です。

ハリルホジッチジャパンへの期待度は相変わらず低いままのようですが、私はハリルホジッチを信じています。

今回も「あのときの試合」のように世界中を驚かすような激闘を、今度は日本代表監督として魅せてもらいたいです。

■ハリルホジッチ風戦術の試合動画

今回の戦術設定をした試合動画です。

相手の方はリーグ戦1位(こちらは3位)の絶対に負けられない相手となりますので、今回の戦術を試すには最適の対戦相手となります。

結果は引き分けですが、貴重な勝ち点1をゲットできました。

堅い守備戦術がお好きな方にはコチラの戦術もおすすめです!


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コメント

  1. Barcelona より:

    非常に面白いウイクラの楽しみ方ですね。あっぱれです

    • エル・ロコ男 より:

      ウイニングイレブンとサッカーが大好きな自己満足ブログとなりますが、どうせなら徹底的に遊ぼうと思っております(`・ω・´)ゞ

      初コメント嬉しかったです!ありがとうございます!