私がウイイレシリーズと出会ったのは、2003年に発売された「ウイニングイレブン7」からとなります。
それまで、海外サッカーは好きでよく観ていたのですが「サッカーゲームをする」という発想がありませんでしたので、ウイニングイレブンというゲームにも全く興味がありませんでした。
そんなある日、友人の家に何人かで集まっていたときに「ウイイレ大会でもやるか」という流れになりました。
はじめて観るウイニングイレブン。
本物の試合のような(当時としては)グラフィック。
馴染みのある選手とよくわからない架空ネームの選手達。
そして「うぉー!!」「ゴルゴルゴルゴルゴール!!」とか言いながらサッカーゲームに熱狂している友人達。
異常なテンションで楽しそうに盛り上がっている彼らを見ていたら、私もちょっとだけやりたくなってきました。
そして、少しだけプレイさせてもらったところ・・・
超面白れー!!!!
なにこれ!マジで面白いんだけど!!
サッカー好きの友人達とプレイする、はじめてのウイニングイレブンは、やばいくらい面白かったです。
基本的な操作方法もわからないので一度も勝てませんでしたが、自分の思い描いていた理想の攻撃パターンが出来そうになるだけで興奮したことを今でも覚えています。
ウイニングイレブンの魅力を知ってしまった私は、すぐにPS2と発売されたばかりの「ウイニングイレブン7」を購入しました。
それ以来、ウイイレシリーズ全作品を発売日には必ず購入するようになり、立派なウイイレ馬鹿、ウイイレ廃人として、寝る間も惜しんでプレイしまくるのが日課となったのです。
ウイイレができなくなる
ただ、結婚をして事情が変わりました。
奥さんがいる手前、以前のようにウイイレをプレイ出来なくなってしまったのです。
奥さんからは「またサッカーやってる!」と文句を言われるようになり「あと1試合だけ!1試合でやめるから」と言いながら、ハーフタイムと試合終了の違いがわからない奥さんを誤魔化しながら何試合もプレイをしたりもしていました。
でも、奥さんの冷たい視線を横目に感じながらやるウイイレは面白くな・・・いや、それでも十分楽しかったのですが、さすがに奥さんに申し訳ないかなという気持ちとPS3の故障が重なり、ウイイレから離れるようになってしまったのです。
ウイニングイレブンアーケードとの出会い
それから数年が経ちました。
仕事も忙しくなり、ライフワークといっても過言ではなかったウイイレのことを思い出すこともなくなりました。
そんなある日、トイレを借りに立ち寄ったゲームセンターで、たまたま「ウイニングイレブンアーケード」なるものを発見しました。
「えっ!ウイイレ?ゲーセンにもウイイレがあったの!?」
あれだけ大好きだったウイイレとの出会いに興奮した私は、すぐに100円を投入しました。
「オンライン対戦が出来るのか・・・
よし、俺の必殺カウンターを披露してやるか」と意気込んでプレイをしたところ
惨敗・・・
「まぁ、数年ぶりのウイイレだからね。操作も仕様も変わっているし次は勝つよ」と100円を投入してみると
また惨敗・・・
テクニックには自信があったのですが、数年ぶりのウイイレは一度も勝てることなく終わってしまいました。
でも、数年ぶりにプレイしてみたウイイレは・・・
やっぱり超面白い!!
その日以来、仕事帰りにゲーセンに立ち寄ってウイアケをするのが私の日課となったのです。
ウイニングイレブンアーケードの魅力
ウイニングイレブンアーケード(通称ウイアケ)にどっぷりハマった私は、コナミが運営する「ゲート」と呼ばれるコミュニティにも参加して、プレイ後に毎回くだらない書き込みをするほどのウイアケ馬鹿となりました。
ゲートには同じうようにウイアケにハマっているプレイヤーが集まりますので、その方達と情報交換をしたりするのが楽しくて仕方がありませんでしたね。
また、そのゲートで知り合った方達の中には変態レベルで上手い方も沢山いました。
ウイアケは家庭用のウイイレよりも試合時間が短いため、「いかに効率よく得点するか」を極めた、鬼のように強い変態プレイヤーが何人もいたのです。
その変態プレイヤー達になんとかして勝ちたい。
私はフェイントを多用した、いかにもゲーム的な試合展開ではなく、リアルっぽさを追求した試合を作るのが好きでしたので、そのための戦術設定を研究するのが大好きでした。
このブログで公開している戦術設定は、その頃からの積み重ねでもありますね。
そして、編み出した戦術設定で変態プレイヤー達に立ち向かうのが私にとってのウイアケの魅力だったのです。
ウイニングイレブンアーケードの衰退
私が初めてプレイしたのは「ウイニングイレブンアーケード2012」でしたが、すぐに「ウイニングイレブンアーケード2014」が導入された時期でしたので、ゲーセンのウイアケコーナーはいつも待ちが出るほど混み合っていました。
人が多すぎてプレイが出来ない日もあるぐらいでしたが、それだけウイニングイレブンは人気があることが、なんとなく嬉しくもありました。
そして、2015年になり、ネットやゲートでも「そろそろウイアケ2016が出る」という話題で盛り上がっていました。
※ウイアケは2年周期で新作が発売されるサイクルだったのです。
でも、ウイアケのオフィシャルサイトではリリース情報などの告知は一切ありません。
アーケードゲームの場合、稼働前にロケテストをすることがあり、ウイアケ2014でもロケテストが実施されていたのですが、2016のロケテスト情報はどこにも見当たりませんでした。
「ウイアケ2016は出ないんじゃないか」
そんな声がユーザー間でだんだんと大きくなってきました。
顔馴染みのゲーセンの店員さんに確認しても、ウイアケの新作予定は何も入っていないようです。
一時の勢いはどこにいったのか、ゲートの書き込みも減り、ゲーセンのウイアケコーナーは閑古鳥が鳴いていることも珍しくなく、ウイアケユーザーが減っているのを私も感じ始めました。
アーケードゲーム業界の衰退もありますので、ウイアケシリーズの稼働が終了するのは仕方がないのかもしれません。
時代の流れといえば、それまでなのかもしれません。
でも、悲しすぎます。
ウイアケはこのまま続くことを疑うこともなく、次のバージョンではどれだけ進化するのかと楽しみにしていましたので、ウイアケが終わってしまうのは本当に悲しいです。
※ウイニングイレブンアーケード2014から新作が出ていないだけで、正式に稼働が終了したわけではありません。
PS4を買って家庭用のウイイレをやることも考えましたが、奥さんに怒られるのは目に見えています。
ウイイレとは、またお別れするしかないのか・・・
設置店舗も減り、対戦相手もなかなか見つからなくなったウイアケ2014をプレイしながら悲しい気持ちになりました。
ウイニングイレブンクラブマネージャーとの出会い
ウイアケの新作が出ないということはわかっています。
しかし、ウイアケの新作への望みが捨てきれなかった諦めの悪い私は「もしかしたらウイアケの新作情報があるかもしれない」とコナミのオフィシャルサイトのチェックだけは怠りませんでした。
そんなある日、「ウイニングイレブンクラブマネージャー」という見慣れないバナー広告を発見しました。
どうやらスマホで出来るゲームアプリのようです。
胸の高鳴りを感じながらインストールをしてみると・・・
「ウイイレだ・・・
というか、これはウイタクだ!!!」
※2003年に発売されたウイニングイレブンタクティクスというウイクラの前身ともいえる作品があったのです。
ウイタクシリーズは2作品で終了してしまいましたが、根強いファンが多く、神ゲームとして今でも評価は高いようです。
私がウイイレの戦術を研究するようになったのは「ウイニングイレブンタクティクス」というシミュレーションゲームの影響です。
そんな私にとって「ウイニングイレブンクラブマネージャー」は、まさに待望の作品!!
それもスマホで出来るなんて夢のような話です。
現在のバージョンと比較すると、リリース直後は選手の動きがおかしく感じることもありましたが、長年ウイイレをプレイしてきた私にとって「AIの動きへの不満」は想定内です。
そんなことよりも、好きなときにどこでもウイイレをプレイ出来ることの喜びが圧倒的に強いため、細かいことはまったく気になりませんでした。
細かい戦術設定を試しながら、理想の試合展開になるように研究を重ねる。
これこそが私がやりたかったことなのです。
このブログの目的と今後のウイニングイレブンクラブマネージャーに期待すること
何度かのバージョンアップを重ねて、さらに面白くなっている「ウイニングイレブンクラブマネージャー」
このまま配信が続けば、数年後には超大型アップデートがあるはずです。
配信スタート時はウイニングイレブン2015のゲームエンジンを搭載していたとのことですので、スマホの進化に合わせてさらなる進化があると私は期待しています。
そのためにウイクラにはずっと続いてほしいのです。
ウイクラのユーザー推移がどうなっているのかは私にはわかりませんが、栄枯盛衰のゲーム業界では数年後もウイクラがあるとは言い切れません。
あれだけ盛り上がっていたウイアケの衰退を味わった私としては、ウイクラにはなんとしても勝ち残ってほしいのです。
そのために1ユーザーに過ぎない私に出来ることは・・・
課金
だけではなく
ウイクラの魅力をもっと掘り下げて、沢山の人に伝えることだと考えました。
おそらく、サッカー人気は今後も伸び続けると思います。
となれば、ウイクラの頑張り次第では、まだまだ色々な可能性があると感じるのです。
中村憲剛選手がインタビューでウイイレのことを熱く語っているのを読みましたが、今後、ゲームがサッカー育成に役立つようになることがあるのかもしれません。
想像してみてください。
リアルサッカーと同じようなグラフィックになり
選手の動きを細かく設定出来るようになり
攻撃時のコンビネーションの設定や
守備時の局面に応じた動きの指示ができたり
実際の試合データから分析された監督、チームによっての動きをゲームにダウンロードできたり
リアルタイムで1試合20分ぐらいの本格的な試合ができたり
今後、ウイクラが何年も続いて進化を重ねていけば、サッカーゲームを超えた、とんでもないモノになる可能性もあると思うのです。
そんな未来を夢見て、1人でも多くのウイクラユーザーが増えてくれたらという思いを込めて、このブログを続けていきたいと考えています。
戦術研究にハマると更新が遅れることもありますが、是非お付き合いください。